★安曇野・チャック・スパ朗★(Azumino・Chuck・sparrow)

銀杏の葉の舞い散る頃の午後の昼下がり、俺は散歩に出かけた。
あまりに銀杏の葉が舞い散りすぎて、
ご近所中銀杏の葉だらけだった薬師寺を通りぬけ
細い路地を歩いていると、洋菓子屋を発見!!

「ちょっと、おやつでも頂戴しちゃおうかな」

と思い、入ってみることにした…。


…でも、海賊がお菓子屋に入るのもちょっと恥ずかしいのでこっそり目立たないように人目を気にしながら
入ってみた…。

ム!!

客でいっぱいだ!!

梓川地区の噂になってはまずい!!
「海賊がお菓子屋に来たよ!!」
「へー、そりゃ、おかしー☆彡」
…なんて噂になってしまっては。

すぐに退散することにした…。

…。

しばらく、お隣の
『100円ショップ ダイソー』とかをうろついてから、再び入ってみる…。

ム!!

また違う客が入っている!!

…再び退散して

道路の向こう側の
『ワークマン梓川店』や
『西源』を、用も無いのにウロチョロしてると…

あ!!しまった!!

もう3時だ!!

おやつの時間だ!!
これは何としてでも手にいれなければ!!

俺は意を決して、梓川のケーキ屋
『ミエ・スイーツ』に乗り込むことにした!!


これで3回目だ!!
3回目こそ、何が何でもケーキを手に入れてやる!!

そして乗り込んだ俺!!

また客がいっぱいだ!!
…と、いっても5,6人入ると店の中は、いっぱいになっちゃうんだけどな。
こうなったらなりふりかまってはいられない!

「そこのチーズケーキをよこせ!!」

あ!!いつも持っている剣が無い!!(;￣ー￣A アセアセ・・・

ミエ・スイーツ「300円になります＼(^▽^)／」

「…。…じゃ、これで(;￣ー￣A アセアセ・・・」

300円と引き換えにチーズケーキを手に入れた!!

ミエ・スイーツ「ありがとうございます＼(^▽^)／ これは当店のポイントカードです。どうぞ」

俺は差し出された一枚のカードを受け取った…。

ミエ・スイーツ「一回ご来店されるごとに、スタンプを一つ押します。3回のご来店で当店自慢のチーズケーキを一つプレゼントしますよ」

俺「え!? 本当!? じゃあ、俺は今日ちょうど3回来店しているので、もうひとつチーズケーキをプレゼントだな♪☆彡(ノ゜▽゜)ノ☆彡」

ミエ・スイーツ「…(^^;;　店の中に3回入ったというだけでは困ります…(￣Д￣;;」

…剣があれば脅したところだったが、無いので仕方が無い…。

…また来ようヽ(=´▽`=)ノ

チーズケーキは、ちょっと小さめだがとっても濃厚でおいしかった




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