★安曇野・チャック・スパ朗★(Azumino・Chuck・sparrow)

前回の続き…。


武将『真田幸村』

を追って、上田城へと向かう俺…。


む!! あの赤い甲冑はっ!?

真田幸村!?

しかし、先ほどあった

幸村の影武者よりもより機敏に動けそうな装備を身につけている。

あれなら海に連れて行っても、船から落ちたときに沈まないですみそうだが…。



もう一人は
『猿飛佐助』武田信玄、真田幸村に信頼されている忍者だ。



戦国武将はもちろん、名を世に残す人物というのは、

人々の伝承などによって長い年月の間に逸話が生まれ、
場合によっては様々な英雄談がつくられる。

そしてその人物像は人々の思い描く人物へと姿を変えていく場合もある。


文献などによると
『真田幸村』
は、大阪城に攻め込むときは、毛の抜け落ちた初老の男で
背も低く、勇ましいというイメージでは無かったらしい。

『真田十勇士』
というものも、実際は存在してなかったとも言われているらしい。


それが、人々の伝承や、英雄のイメージ像がつくりあげられていき
450年ほど後である、今の『真田幸村』のイメージ像ができあがったようだ…。


そして彼らが、人々によって新しくつくられた
『真田幸村』像なのだろう。

きっと、あと400年もたてば彼らは、
『真田幸村』
のスタンダードうるのだろう。


…つづく