★安曇野・チャック・スパ朗★(Azumino・Chuck・sparrow)

…前回のつづき

秋葉原の武器屋を目指す俺。

オックス・ファムイベントの欧米人パーティーと一緒に
秋葉原の駅近くまでやってきた…。

しかし、秋葉原ステーションに行くには、狭くて暗い路地を通っていかなければならない。

しかもその奥には、
『OTAKU(オタク)』と呼ばれる人々が目を光らせて
侵入者を見張っている…。

一度『OTAKU(オタク)』の世界に引きずり込まれると、
もう元の世界には戻れない…。

引きずり込まれた者も
『OTAKU(オタク)』
の仲間になってしまう。

『OTAKU(オタク)』
になってしまったら最後…
"それはそれで結構楽しいが、一般的な感覚で見ると
近寄りがたいものがあったりする"
…という存在になってしまうのだ(|||ノ｀□´)ノ!!

欧米人「みんな!! この先には『OTAKU』がいるから気をツケテ!! 彼らに気がつかれてはイケナイ!!」

俺達は路地の中を進んでいく。







すると路地の奥で、
黒い服を着た集団が蠢いているのが見えた!!



欧米人が声を潜めて言う…。



欧米人「…OTAKUダ…。しかもすごい数のOTAKUが集まってイル…。一体ナゼ? …しかしこちらには気付いていないヨウダ…。」




俺達は慎重に歩を進める…。





路地の先は開けた場所になっていて、そこには数多くの黒い服を着た男たち(女も少しいる)が集まり、
初老の男を取り囲んでいる…。



欧米人「あの男は…。」






欧米人「ド…、ドクター中松ダ!!!w(*゜o゜*)w」

俺「ドクター? …医者か?」

欧米人「医者というか、発明家としても名高い。発明件数3368件以上でエジソンの1093件を抜き世界第一位の男ダ…。その他、数多くの世界的な賞を受賞シテイル…。」

俺「その男がなぜここに?」

欧米人「ドクター中松は『東京都知事選挙』に出馬したらしい。おそらく今日は選挙のPR活動ダロウ…。」

俺「東京都知事選挙…。…そういえば、東京都内の電車の中にも貼り紙がされていたな…。
学生服を着た、女学生たちがうつっていた。
電車の中の壁に埋め込まれた映写機にもこの女学生たちがいて、踊っていた…。
この女学生たちは、最近街角でよく見かけるな…。」

欧米人「AKB48ダネ(^-^)」

俺「AKB48?」

欧米人「それよりもジャック!! 今がチャンスダ!!
『OTAKU』たちは、『ドクター中松』の演説に夢中になっていてこちらには気が付いてイナイ!!
今のうちに通り抜けヨウ!」


そして俺達は足早にOTAKUたちの脇を通り抜けていき、
『秋葉原ステーション』に着くことができた。

欧米人「ここでお別れダネ…。ジャック。」

俺「まだまだ道のりは長いぞ。それでも行くのか?」

欧米人「Yes!!(´ー*｀) …Harajuku(原宿)を目指すヨヽ(=´▽`=)ノ　君も気をつけて(^-^)」

俺「そうか…。また会おう!! Take care!!」

…そして俺は一人、武器屋を目指すことになった…。

しかし、武器屋は知るものぞ知る場所にあるという…。

まずは、武器屋の近くにあるという祠(ほこら)を見つけるべきか…。

俺は、近くにいた『メイド』に道を尋ねてみた…。

…つづく