2013年09月26日

★安曇野の民は海からやってきた⑩~志賀島第一号歌碑~

ふと横を見ると、
言葉が刻まれた大きな石がある。

★安曇野の民は海からやってきた⑩~志賀島第一号歌碑~

なんだこれは?

何かのメッセージだろうか?

読んでみた。

『ちはやぶる鐘の岬を過ぎぬとも
   われは忘れじ志賀の皇神』


…ちはやぶる?

…鐘の岬?

…志賀の皇神?


何のことなのかわからん。

ただ、ひとつわかるのは、神のことを指した言葉のようだ。


と思っていたが、石の横に解説があった(^。^;)


★安曇野の民は海からやってきた⑩~志賀島第一号歌碑~

読んでみた。

万葉歌碑(志賀島第一号歌碑)

ちはやぶる鐘(かね)の岬を過ぎぬとも
   われは忘れじ志賀の皇神(すめがみ)


(巻七・一二三〇)

「航海の難所である鐘の岬を過ぎたとしても、わたしは海路の無事をお願いしたこの志賀の神様を忘れません。」という意味の歌です。

ちはやぶるとは狂暴なとか勢いが強い意味とされ、鐘の岬は現在の宗像市鐘崎(かねざき)の織幡(おりはた)神社が鎮座する岬で、対峙する地島(じのしま)との間の瀬戸は航海の難所でした。志賀島から船出して奈良の都へ向かう官人が詠んだものです。』





…なるほど、そういうことか。

どうやら、万葉歌碑というものがこの島にいくつかあって、これは1番目の歌碑らしいな。

万葉歌というのは、詩、つまりポエムのようなものか?

ただ、このポエムは、人々の文化、歴史、生活を知る手がかりになりそうだ。


宗像市鐘崎(かねざき)というのはこのあたりらしい↓


大きな地図で見る

『奈良』という場所に都があったこともわかるな。

★安曇野の民は海からやってきた⑩~志賀島第一号歌碑~

ちょっと変わった形の石塔もあるな。


★安曇野の民は海からやってきた⑩~志賀島第一号歌碑~
がある。

あの門が、神社内部への入り口か…。

ん…?

左側に木でできた鳥居がある。

★安曇野の民は海からやってきた⑩~志賀島第一号歌碑~
山の神?

…志賀島の人々は、海だけではなく、山を大事にし敬っている風習があるようだ。
古代の世から引き継がれてきたことなのか?


そして俺は、門へと向かっていった。


…つづく


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Posted by チャック・スパ朗(Thuck sparrow) at 18:57│Comments(0)寺・神社 srine,temple
 
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