★安曇野・チャック・スパ朗★(Azumino・Chuck・sparrow)

日本に来て、早5年半あまり…。

まるで浦島太郎のように、17世紀から現代の日本に来てしまった俺。

なぜ、俺はここにいるのか?

…ま、あまり深く考えないことにしよう。

さて、それはそれとして、海賊船レッド・サファイア号を見つけ出さなければならない。

それには、穂高神社にまつわる、安曇族の謎をとくことが必要と思われる。

安曇野の人々のルーツは、海人であったかもしれない、もしくはカリブ海の民族が移住してきたのかもしれない。

…と、専門家や考古学者はとなえている。(全員では無いが)

安曇野市非公認であり、ディ○二ー非公認の海賊行為をしているこの俺だが、この件に関してはとても興味深い。


そして、数々の伝説や言い伝えをたどっていくと、海人たちは、北九州からやってきたことがわかった。

そして、彼らは志賀島という島で暮らしていたということも。

俺は、志賀島に行き、安曇族の謎を解かなければならない。


しかし、この連日の女遊びや、酒びたりの日々ですっかり金が乏しくなってしまった。
金持ちの商人などを襲えば、金が手に入るだろうが、現代の日本警察はかなり手ごわい。
余計なトラブルは起こさないほうが賢明というものだ。

しかし、北九州は遠い。金がいる。

どうしたものか。

そうだ!!

一年に一回くらいしか思い出さないのだが、奴に聞いてみよう!

俺は、闇の情報屋のもとへ行った。

俺「…と、いうわけで、かくかくしかじかなんだが…。」

闇の情報屋「なるほど…。へっへっへ、だんな、良い情報がありますぜ!!　電車が日本全国載り放題!! というここだけの情報が!!」

俺「何!! 電車が乗り放題だと!! そんなバカな!!」

…つづく